Raspberry Pi は Linux パソコンとして動かせる。
よって、当然のことながら、
Web サーバー化
することもできる。
Linux で Web サーバー化を実現できる
ソフトウェアとしては、有名なものとして、
・Apache
・lighttpd
・nginx
などがあり、それぞれ特徴があるようだが、
ここではもっとも有名だと思われる
・Apache
のインストール方法について記載する。
また、これだけでは php が使えないので、
合わせて、
・php のインストール
についても記載しておこうと思う。
やることは以下の通り。
なお、セキュリティの観点からは、SSL/TLS 化すべきである。
が、まずはローカル環境での利用を想定し、
単純に web サーバーを立ち上げるだけにする。
他の web サーバーのインストール方法、及び
各々における SSL/TLS 化については、
時間を見つけておいおい記載していこうと思う。
■HTTP サーバーのインストール
まずはリポジトリをアップデートする。
pi@raspberrypi$ sudo apt-get update
次に、以下のコマンドを実行し、
HTTP サーバーをインストールする。
pi@raspberrypi$ sudo apt-get install apache2 -y
apache のインストールはこれで終了。
非常に簡単。
正常にインストールされたかどうかは、
Web ブラウザを立ち上げて、
http://localhost/
にアクセスし、以下のようなデフォルトページが表示されれば OK。
後は、自分で好きなように html を作成し、
/var/www/html/
以下に
index.html
として置けば、そのページが表示される。
■PHP のインストール
Web サーバーを立ち上げたとしても、
・Web サーバー側にクライアント側から処理をさせたい
というような場合は、PHP をインストールしておかなければならない。
よって、PHP も合わせてインストールしておく。
なお、2018 年 3 月現在、PHP のメインバージョンは
5.x 系と 7.x 系があるようだが、ここでは 5.x 系の
インストール方法について記載する。
具体的には、以下のコマンドを叩くのみ。
pi@raspberrypi$ sudo apt-get install php5 php5-cli php5-gd php5-pgsql php5-mysqlnd php5-mcrypt php5-dev -y
ひとまず以上。