午後問題対策




前回、午前対策について記載した。

今回はメインとなる午後対策について記載する。

午後は午前とは異なり、午後 I、午後 II 共に

出題範囲はほぼ同じ

と言ってよい。

こちらも結局の所、

「如何に多くの過去問に当たれるか」

が勝負の分かれ目だと思われる。

以下、午後対策について記載する。



■午後はひたすら解答の書き方を覚える!

午後問題はそのほとんどが字数制限ありの記述式。

時間は

・午後 I が 90 分で 2 問(3 問中 2 問を選択して解答)、
・午後 II が 120 分で 1 問(2 問中 1 問選択)。

一見時間が長いように思えるが、実際には、

・問題文が長いため、読解能力が必要
・回答する問題を選択する形式のため、どの問題を選択すべきか、の決定が必要

という状態のため、結構スラスラ解答を書けないと、時間が足りなくなる。

よって、正解が分かるだけでなく、

如何に要点を絞って解答できるか、

が大きなポイントとなる。

要点を絞って回答するためには、

・知識が曖昧な部分はハッキリさせておく。
・対策や問題のうち、根本的な部分(外せない部分)を抑えておく
・必要なことのみ記述する

ということができないと厳しい。

これを実現するためには、

ひたすら過去問を解いて不明点をなくす

と共に、

記述慣れしておくこと

が重要。

この辺りについて、私なりの考えを書いていく。



学習に利用するもの

過去問をひたすら解く、と言ったが、

IPA が提供してくれる過去問の正解には、理由解説が存在していない。

このため、

「過去問を解いても結果が正解なのかどうかがわからない」

と言うことが結構頻発する。

実際私も、最初の段階ではこれが頻発した。

どう考えても自分の解答は正しいと思えるのだが、

過去問の正解とは記述が微妙に違う、という状態。

こうなってくると、正直いくらやっても身についているのかいないのかが分からなくなってしまう。

よって、実際の学習時には、必ず解説が確認できる状態にしておく方がよい。

私の場合は、次の書籍を利用した。

平成30年度【春期】情報処理安全確保支援士パーフェクトラーニング過去問題集
by カエレバ

 

この書籍を選んだ理由としては、

過去 3 年分の解説がある、

ということに加え、

・解答用紙がついている(字数制限ありの記述問題なので、これは非常に助かった)
・書籍に乗っていない過去問とその解説が PDF でダウンロードできる

であった。

実際、3 年分以上の過去問を実施していたので、解説があるのは非常に助かった。

また、自分の解答と IPA 公開の過去問正解との乖離が大きい場合であっても、

この書籍の解説または解答が自分の解答と同じであるような場合には、

おそらく自分の解答も正しい、と思えたので、悩みはそれなりに解消された。

こういった解説付きのものは、学習に必要不可欠であるので、

これに限らず自分に合いそうなものを利用されるとよいと思う。

ここまでの Point!・過去問をやる際には、必ず解説があるものを使おう!



実際の学習方法

午前対策では、実際の学習方法として、

  • 過去問を解く
  • 間違えた問題(自信がない問題)は解説を読む

を愚直に繰り返すのみ、と書いた。

が、午後対策としては、これに加えてセオリー通り、

間違えた問題を確実に正解するまで何度も繰り返し解く、

というのは有効な方法だと思う。

だと思う、と書いたのは、私自身そう思いながら、

実際には時間が足りず、それをできなかったから。

ただ、最初に書いたように、

要点を絞った解答を作る練習になるはず

なので、やっておいた方がよいと思う。



どの過去問からやるか?

私の場合、当初はすべての過去問を解くつもりでいたので、

平成 21 年度春期

から取り組み出した。

結果的に言うと、これは失敗

時間がない場合は、

直近 3 年分を、完璧に答えられるようになるまで繰り返しやった方がよい

と思う。

理由は、

試験問題にはその年々の技術が反映されやすい傾向がある

から。

例えば平成 21 年度当たりの問題には、クラウド関連の問題はまだ出ていなかった。

が、近年の問題では出ていたりする。

また、解答形式も、昔は午後 I が 4 問中 2 問選択等、現在とは異なっていたりする。

よって、やるならなるべく新しい過去問を繰り返しとく方が効率的。

平成 22 年度秋期までやって、

このペースでは全然終わらない!

となって、新しい過去問からやるようになり、ようやく気づいた次第である。



重点は午後 I?午後 II?

過去問をやる際には、

午後 I、午後 II 共、時間内にすべての問題を解く、

ということを意識しながらやった。

本来、全部解く必要はない。

が、

・数多くの問題の種類に当たりたかった
・速く解答できるようにするための訓練をしたかった

ため、チャレンジしていた。

実際にはそううまくいくはずもなく、

・午後 I は 100 分
・午後 II は 130 分

ほど掛かっていたのだが、

時間を意識しながら解答する、という意味ではよい訓練になった

と思う。

また、午後 I も午後 II も均等に過去問を解いた。

人によっては、午後対策は午後 I のみでよい、という人もいるが、

私の意見は異なる。

知識的にはそれでもよいのだが、実際には午後 II の方が

より一層の精神力を必要とする

からである。

午後 II になれた状態で午後 I をやると、

午後 I の方が問題が短いため、ストレスはかなり軽減された。

時間があるようであれば、午後 II の方を多めに解いておくことをお勧めする。



問題を解く際の注意

問題を解く際に注意したことは、

「問題文をよく読む」

ということである。

後から見直してみると、ややこしい問題であればあるほど、問題文中に、

・解答に制約を与える条件
・正解に導くヒント

が必ずと言っていいほど書かれている。

よって、

スラスラーっと答えられないような問題

に当たった場合には、

一旦そこを飛ばして他の解答可能な問題に答えた上で、

じっくりその問題に取りかかるようにした。

結果的にはこれはよかったと思う。

実際の試験でも、このやり方をすることで、

ある程度解答を書けたことによる安心感を持って、難しい問題に取り組めたから。

やはり精神的な余裕があるのとないのでは大違いなので、

こちらもお勧めの対策だと思う。



解答を書く際の注意

解答を作成する際に注意したことは、如何に要点を絞って記述するか。

まず字数を見る。

10 文字以内、等であれば、

脆弱性の名称等、いわゆる一般知識問題

なので、それを答えればよい。

60 文字以内、というのも、厄介であるが、それほど気にはしない。

多少無駄なことをかいても、何とか収まるからだ。

厄介なのが、40 文字以下のもの。ほとんどはこれ。

下線 1 に書かれている対策とは具体的にどのようなものか、

とか聞かれると、

「○○を防止するために××という設定をする」

等、対策の理由まで答えたくなってしまう。

が、それを書いてしまうと字数オーバー。

どうしようかと悩んでいるうちに時間が過ぎる、焦る、書く、消す、と悪循環に陥る。

私の場合、

「問われているのが対策なのだから、対策だけを書く」

と言う形で、割り切るようにした。

原因を問われているなら、対策まで書きたくなっても、

「原因だけを書く」、

という形。

これがなかなか難しい。

答えられる、と思える問題ほど、ついつい書きたくなる。

この辺は数をこなすことで対応していったが、繰り返しやるのが効果的のように思える。

ただ、結構繰り替えしても自信を持てるまでには至らなかった。

これを解消するには、どうも「ポケスタ」なる書籍がよいらしい。

by カエレバ

 

残念ながら、私がこの存在に気づいた時には、

もう試験まで日がなかったので、結局購入しなかった。

ただ、「落ちたら二回目はこれを使おう」と思っていた。

というのも、

「こう問われたらこう答える」

という定型文的なものが数多く解説されているらしいからだ。

まさに解答の作り方に悩んでいた私にはうってつけだと思えたので、

同じように悩んでいる人がいれば、本屋でペラペラ確認してみてもよいのではないだろうか。



時間配分対策

これらの点を意識できるようになってきた段階では、実際に時間を測って解くようにした。

問題選択に掛かる時間、実際に解く時間、見直す時間、と言う形で、本番を想定して実施。

やっぱり最初は問題選択に時間が掛かってしまっていたので、ざーっと問題文を眺め、

・「あ、この分野は苦手なやつだな」とすぐ分かるもの
・「何だこの単語は?」というのが含まれるもの
・「ぱっと見分からなそう」というのが多いもの

を捨てる、という選択をするようにした。
*ただし、次の学習機会でその問題は解くようにしていた。

この辺り、人によってやり方は異なるとおもう。

私の場合は、『試験勉強の流れ』で書いた内容を実施した際、

・CSIRT 構築がちゃんと分かっていない
・PKI は大好物

という他はどれもおっつかっつ、ということが分かっていたので、

得意を選ぶ、というより苦手を捨てる、という選択

をするようにした。

実際の試験でも、午後 I は、

「SAML!?あー、多分理解はあやふやのままだから自信無し!」

ということだけで問 1, 2 を選択。

午後 II は「どっちもどっちだなー」ということで問 1 を選択した。

これにより、選択に迷うとか後悔するとかがなくなったので、解答に集中できたと思う。

ここまでの Point!・過去問は、書籍等を使いながら、解説有りの状態で解こう!
・最新の過去問から解いていくのが効率的!
・午後 I、午後 II は均等か午後 II 対策をちょっと多めに!
・答えのヒントは問題に有り!
・解答は要点を絞って!
・問題選択は、苦手を捨てる、という手もある!



■結果はどうだった?

最後の方は、もう午後対策あきたよー!という状態。

で、試験直前の状態は、

・午後 I は大体まぁ 80% 程度の正解率。
・午後 II は結構問題次第。
(ただ、大体、どの問題でも 60% は多分越えてるだろうと思える。)

となっていた。

実際の試験結果は、ブログにも書いたが、

・午後 I は 85 点
・午後 II は 75 点

となった。

当日の感覚では、

・午後 I はほぼ大丈夫。8 — 9 割のでき。
・午後 II は全く解答できない問題があったので、よくて 8 割。
(ただ悪くてもギリギリ合格点は越えているだろう。)

てな感じ。

ただ、午前に比べてそこまで確証はもてなかったので、どきどきもんではあった。

今回何とか受かったからよかったものの、確実に合格するには、

もうちょっと自信を持てるまでにしておく方がよかった、

というのが正直な所。

一回の受験に当たり、時間もお金も、何より精神的な忍耐力を使ってしまうので、

なるべく自信がもてるまで取り組むことをお勧めしたい。

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