■Raspberry Pi の設定
Raspberry Pi で
・ブラウザから操作できるラジコン戦車
を作るシリーズ第三回目。
今回は、ラジコン戦車として動かすために必要な、
Raspberry Pi の初期設定
について記載していこうと思う。
ひとまずやることは以下のとおり。
なお、これらが終わった後も、
・専用カメラモジュールの利用可能化
・WebIOPi による操作可能化
などなど、各種設定はまだまだ必要になる。
が、これらに関しては各機能を実現する際に
記載しておこうと思う。
■OS のインストール
必要なものを揃えたら、
まずは Raspberry Pi 自体を動かせる状態にする。
具体的には、OS のインストールを行えばよい。
これに関しては、当サイト内の
をみて頂ければよいと思う。
なおこの際、注意していただきたい点がある。
今回のラジコン戦車化では、
ブラウザから操作するに当たって、
ラズパイ自体を WiFi アクセスポイントにする。
この方法についても、当サイト内の
に記載しているが、これは、
2016-11-25-raspbian-jessie
を含むそれ以前の Raspbian Jessie での実現方法である。
Jessie の前バージョンである、Wheezy や、
2018 年 3 月時点での最新版である Stretch では、
設定方法が異なる。
そして、Stretch で WiFi アクセスポイント化する方法は
あるにはあるようだが、私は現在動作確認等できていない。
よって、当サイトをみながらラジコン戦車化する場合には、
ラズパイにインストールする OS として、
Raspbian Jessie
を選択する必要がある。
ここで、上述した
では、
ラズベリーパイの OS を公式サイトからダウンロードする
という手段をとっているが、この方法では、
現時点での最新版である Stretch しか取得できない。
よって、Jessie を取得するには、
https://downloads.raspberrypi.org/raspbian/images/
から取得する必要がある。
当サイトでは、
https://downloads.raspberrypi.org/raspbian/images/raspbian-2016-11-29/
に置いてある
2016-11-25-raspbian-jessie.zip
を利用した。
これ以降のバージョンでは
どこまでなら WiFi の設定が同じでいけるか
を確認できていないため、その点はご容赦頂きたい。
Raspbian Jessie の zip ファイルさえ取得できれば、
後は
における、
■microSD カードへの格納
以降の記述にのっとって、OS をインストールすればよい。
■初期設定
OS のインストールが終了すれば、
に記載した内容にそって、初期設定を行っておく。
なお、SSH の有効化に関しては、
OS のインストールで記載した OS を入れている場合、
最初から有効になっているので、特に必要ない。
また、新規 user の追加についても、今回は行わず、
初期アカウントである pi ユーザーで実行していく。
なお、初期設定のみだと、OS のメニュー表記など、
言語設定は英語のままである。
日本語化したい場合は、
『日本語環境の構築』
をみていただければと思う。
■WiFi アクセスポイント化
ブラウザからラジコン戦車化を操作するには、
・ラズパイと操作用のパソコン、スマホ等を同じネットワークに繋ぐ
・スマホやパソコンでブラウザを立ち上げる
・ブラウザにラズベリーパイの IP address を打ち込む
等とすることで実現できる。
が、このままだと、
・毎回毎回ラズパイの IP address を調べる必要がある
・ネットワーク環境がない or 接続できない所では動かせない
等々、色々と制約が出来てしまう。
折角作って、誰かに見せようと持っていったとしても、
これらの障壁があると動かせなくなってしまうのだ。
こういった問題を解消するためには、
・Raspberry Pi 自体を WiFi アクセスポイントにしておく
ということが重要。
*IP address の固定化も含めて。
これにより、ラジコン戦車をどこに持っていっても、
スマホがあれば動かせる
という状況になる。
よって、WiFi アクセスポイント化はやっておいた方がよい。
具体的な方法については、
に記載しているので、こちらを参考にしていただければと思う。
まとめ
今回は、ラジコン戦車を作るにあたり、
・Raspberry Pi 自体を動かすための準備
について記載した。
基本的には、当サイト内ですでに記載済みの内容を
いくつか実現すればよいだけ。
ただし、WiFi アクセスポイント化に当たっては、
OS のバージョンに気をつける必要があるため、
ここには注意が必要。
次回はいよいよ、DC モーターの制御に入っていきたいと思う。
・後は当サイト内の記載内容に沿って設定すれば OK!
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