試験日の状況


さて、いよいよ当日の話である。

当日は当日で注意すべきことがあるので、

実際に私が経験した当日の状況と合わせ、

  1. 当日の注意
  2. 試験の様子

について記載する。



■当日の注意

当日もっとも注意すべきこと、それは、

遅刻をしないこと!

である。当然ながら。

前回も書いた通り、採点は足切り方式で行われる。

よって、遅刻して受験できない試験が一つでもあれば、

その時点で不合格(失格)

となる。

そうなると、受験料は無駄になるわ、

次の試験まで半年またないといけないわ、で

かなりのロスになる。

仮に受験可能な範囲の遅刻(試験開始後 30 分以内)だったとしても、

その時点で精神的なダメージが大きく、

・試験に集中できない
・時間が足りない

などの状況が発生しやすい。

遅くとも、

各試験の開始 15 分前には着席しておくこと

を強くお勧めする。

なお、IPA によれば、交通機関の事故を含め、

いかなる理由でも 30 分経過後は入室できない、

とのことである。

これらを踏まえ、

時間的な余裕は十分に持った状態で試験に望む

のがよいだろう。



■試験の様子

当日の受験に際し、

実際に私が受験した際の様子や感じたこと、注意点などを、

  1. 午前 I 試験
  2. 午前 II 試験
  3. 午後 I 試験
  4. 午後 II 試験
  5. 試験を終えて

として記載していく。



午前 I 試験

いよいよ試験の当日。

午前 I の試験は 9:30 から。

試験開始 20 分前には着席しておけ、ということだったので、

一応 09:00 に到着。

試験会場は大学。

高校のような教室で、座席数 70 名ぐらいの所、

参加者は凡そ 40 名ぐらいか。

明らかに学生と思しき人、社会人引退間際かと思われる人なども居たが、

6 割方は若手から中堅のサラリーマン、という感じ。

そんな様子を確認しつつ、自分自身は緊張で吐きそうになりながら、試験開始を待っていた。

9:30。いよいよ試験開始。

解答用紙に受験番号等を記入し、試験問題を開く。

その瞬間、頭が真っ白になった。

いきなり見たことがない問題。

4 割は過去問じゃないのかー!?と思って非常に焦った。

が、何とか 5 秒ぐらいで、

「まぁそのうち知ってる問題もでるだろう」

と切り替え、問題を解いて行った。

一通り終えた時の感覚的には、確かに過去問そのものが 4 割位の感じはした。

残りも過去問と類似の問題がほとんど、という感じだったので、

過去問が出来ればできそうな感じ。

とりあえず、30 問すべてを解答し終えた段階で、25 分程度経過。

試験時間は 50 分なので、マークミスの有無や、

とりあえずで答えた箇所の見直しなどを実施。

結局 35 分ぐらいですべて終了し、残り 15 分はもうぼーっとしていた。
*午前の試験は途中退出不可。

なお、試験結果を早く知りたい人は、

問題用紙に自分の解答を記入しておく

とよい。

後で知ったのだが、午前問題はその日の 18:30 頃には IPA より正解が発表される。

このため、午前試験を通過できたかどうか、はその日のうちに確認できる。

私の場合は、過去問道場で自己採点をしようと思っていたので、

たまたま記入しておいたのがよかった。

で、試験終了段階での出来としては、

  1. まず間違えてない、が 13 問/ 30 問
  2. 多分あってるはず、が 05 問/ 30 問
  3. 全く・ほぼ自信無し、が 12 問/30 問

という感じ。

1 と 2 が全問正解だったとしても、18 問/30 問。

ギリギリ 6 割。

が、全問正解ってことは多分ないので、3 がすべて不正解ならほぼ不合格。

やばいなー、確実性はないなー、

とはいえ 3 の 12 問に関しては、確率的に 3 問は当たっているはず(4 択問題なので)。

なんとかギリギリ受かってるかどうか、ってところかなー、という感じであった。

翌日 IPA のサイトに正解が掲載されていることを知り、早速自己採点。

2 で 2 問、3 で 5,6 問落とす、という感じだったため、

午前 I は通過を確信できた。
*とはいえ、マークミスとか受験番号間違えてマークしたとかがないとは言えないので、まだ不安はあったが…。



午前 II 試験

この段階ではまだ自己採点すらできていないため、

とりあえず「微妙なラインかなー」と思いながら、

午前 II 試験の開始を待っていた。

午前 I の終了から、午前 II の開始までは 30 分。

ひとまず一服して気持ちを落ち着けることに。

午前 II に関しては、過去問道場のおかげで、

ケアレスミスさえなければ 100% 解答できる、

という所まで持っていけてたので、かなりリラックスして臨めた。

実際、問題用紙を開いた瞬間、

「本当に過去問そのものがでるんだな」

と驚いたぐらい。

当然過去問にはない問題もでるのだが、

過去問をやって間違えた所の解説を理解して、ということをやっておけば、

大体解けるレベル。

ちょっと迷うものもあったが、10 分ぐらいで一通り解答終了。

こちらもマークミス等見直しをしたが、

それも 5 分ぐらいで終わったので、結局 25 分ぐらい暇だった。

午前 I 同様、午前 II も自分の解答を問題用紙に記載していたが、

よくよく振り返って見ると、

  1. まず間違えてない、が 13 問/ 25 問
  2. 多分あってるはず、が 04 問/ 25 問
  3. 確信はもてないな、が 08 問/ 25 問

という状態。

午前 II は元々かなり自信があったため、

あまり振り返りもせず問題を解いて行ったが、

終了後に振り返って見ると、

実は結構ヤバいかも、いやあってるはず、と葛藤するような有様であった。



午後 I 試験

午前試験が終わり、ひとまず昼食へ。

多分大丈夫だとは思うけどなぁ・・・、などと思いながら、

お昼を食べるお店を探す。

午後に眠くなっても困るので、

結局コンビニでパン二個とコーヒーという

張り込み刑事みたいな昼食をとる。

そしてちょっとのんびりして気持ちをリフレッシュし、

いよいよ午後 I 試験に挑むこととなった。

教室に入り、説明を受けた後、12:30 から試験開始。

試験問題を開き、解答する問題の選択から始める。

まずは問 1。

問題の図に、IP アドレス、MAC アドレスが並んでいる。

IP アドレスまでは見たことあるが、なんで MAC アドレスまで???

もうこの時点で動揺することこの上なかった。

あせりながらとりあえず一通り問題を眺めてみる。

すると ARP テーブル、とか書いてある。

おっ?これは ARP spoof の問題か?

だとすると、ラズパイちゃんで遊んだから分かるぞ!?
*この辺りは『ラズパイでセキュリティ』の『パケットは盗聴できるのか!?』に記載する。

設問にも分からない単語は見当たらない。

とりあえず全くだめではなさそうだ、と思えた。

続いて問 2。

Web サイトのセキュリティ。

ページ遷移が書いてある。

この辺りはあんまり得意ではないんだなぁ・・・。

過去問でも六割解けているかどうか、という微妙なライン。

設問にも分からない単語が複数ある。

ただ、問題文と併せて見れば、意味は分かりそうなものではある。

うーん、ちょっと選ぶかどうかは微妙だな、と思いながら、

とりあえず最後まで読むことに。

問 3。クラウドサービスの認証連携。

駄目だ、きっとこれは駄目だ。

SAML!?ごめん、ちゃんと答えられるレベルまで勉強できてない。

設問を見ても、Cookie やリファラ、クエリ文字、IdS、SP など、

言葉的には知っているが、ちゃんと説明できるか、までは自信がない。

うーん、捨てだな。

ということで、正直やばいなーと思いながら焦っていたのだが、

過去問やっているときでも大体こんな感じだったな、ということを思いだし、

一番苦手な問 3 を捨て、問 1 と問 2 で勝負することにした。

ここで注意して欲しいのは、

選択する問題を決めたら、最初に解答用紙の問題選択欄に○をつけておくこと!

である。これ、危うく忘れそうになる。

実際、最初にやっておいて助かったが、

試験終了時点では解答を終えたことにほっとし、

ここに○をつけたかどうかを見直すのを忘れていた。

是非最初にやっておいて頂きたい。

実際の解答としては、問 1 が最初の印象通り、

ラズパイで遊んでいたことが功を奏し、結構サクサク答えられた。

問 2 は結構苦戦も、最初の問題選択を迅速にできたことで、

時間に余裕が生まれ、じっくり考えることはできた。

掛かった時間は解答に 60 分、見直し 15 分の 75 分程度。

午後は開始から 30 分以上立てば退室可能になるので、

少し早めに退室した。

ただ、これも後で知ったのだが、

午後問題の解答は、試験終了後 1, 2 週間で民間企業による解答例と配点予想が発表される。

そんなこと知らなかったので、問題用紙に解答は書いていなかったが、

早めに確証が欲しいひとは、自分の解答のポイントだけでも記載しておくとよい。
*解答例を見た後に思い出そうとしても、自分の解答も例と同様だったように思えてしまうので。



午後 II 試験

午後 I 試験終了から 30 分後には、いよいよ最後の午後 II 試験。

午後 I 試験を若干早めに終えてはいたが、

最後までやっていたとしても、次の試験まで 30 分開いているので、

早めに退室するメリットはそこまで感じなかった。

こちらも教室に入り、気持ちを落ち着かせて試験開始を待つ。

そして試験開始。

問題を開くと、過去問でよくみたネットワーク構成図。

これでちょっと落ち着く。

しかも問題はマルウェア解析について。

過去問をやった経験上、この手の問題は、

知識がなくてもじっくり落ち着いて取り組み、

問題文を何度も読み返せば、答えられる事が多い。

うん、問 1 でいけそうだ、という感触を得た。

念のため、問 2 もざっくり眺めてみる。

こちらにもウィルスの話が乗っている。

DMZ だ社内メールサーバだ、と馴染みの言葉が出てきている。

感覚的には、「可もなく不可もなく」という感じ。

落ち着いてじっくり取り組めば多分大丈夫だと思うが、

過去問ではちょこちょこミスも発生している所。

ということで、問 1 を選択することにした。

実際に解答してみると、これもラズパイで遊んでいたことが見事に役立っているではないか!

一問だけ、「まったくわかりませーん」状態で

解答すら記載できなかったものがあったが、それ以外は凡そ埋められた。

内容的にもそんなに不安がなかったので、凡そ大丈夫かな、ということで、

終了 30 分前には退室した。



試験を終えて

日曜日の 09:30 から始まった、

初めての情報処理安全確保支援士試験。

情報処理技術者試験の受験自体が初めてであったが、

過去問で何度かシミュレーションしていたからか、

そんなに「疲れたー!」という感じではなかった。

ただ、試験の出来としては、

・午前 I ・・・ 多分合格ラインは越えていると思うが、確信はもてないなぁ、結構運次第かなぁ。
・午前 II ・・・ 午前 I さえ通ってれば、ここで落ちることはないな。多分。恐らく。そう信じたい。
・午後 I ・・・ ラズパイで遊んでなければ多分落ちてたな。まぁ多分大丈夫だろうけど、確信なし。
・午後 II ・・・ こちらもラズパイでの遊びが効いた。一問すっ飛ばしたが、まぁ大丈夫だろう。

という感じ。

最大の懸念が午前 I、次の懸念が午後 I で、

それらが通って入れば、まあ後は大丈夫だろう、と思っていた。

で、試験翌日に午前問題の正解が発表されていることを知り、慌てて自己採点。

結果、午前 I は 23/30 問正解で、午前 II は 19/20 問正解。

いずれも 6 割は優に越えているため、

午前 I 通過者にはなれたことが確認できた。

その後、午後は民間企業の出す解答例と配点予想を見てやってみたが、

結局最後の最後まで記述問題がどう採点されるかが分からず、

確信はもてないまま。

大筋あっているだろう、と思いながら

悶々とした日々を二ヶ月も過ごしていた(長いぞ IPA!)が、

無事、合格できた。

終わってみての感想としては、

やっぱり過去問をどれだけ解けるか、

が重要かなと。

春期の問題は、これまでの情報セキュリティスペシャリスト試験の内容に比べ、

午後問題の内容が、現実的なハッキング技術よりになっていたように思う。

よって、その辺りで若干戸惑うことはあったが、

過去問をやっていれば他の問題を選択することもできた状態だったので、

学習方法としては過去問繰り返しで十分だと思う。

ただ、私の場合、学習期間は十分だったと思うが、

学習量は不十分だったと改めて認識した。

やはり、

過去問は 5 年分 x 2 周ぐらいは最低こなしておくべき

だったと思う。

もし、本サイト内でも記載しているような、

ラズパイを使った ARP spoof パケットの宛先変更などで遊び、

基礎的なセキュリティ知識を補充していなければ、落ちてたかもしれない。

この辺りは本サイト内の

ラズパイでセキュリティ

に記載しているので、よければ参考にしていただきたい。

少し up が遅くなってしまったが、

今後受験される方に対し、少しでも参考になるものがあれば、幸いである。




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カテゴリー: 情報処理安全確保支援士 タグ: パーマリンク

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