情報処理安全確保支援士制度、大丈夫!?


■情報処理安全確保支援士制度、大丈夫!?

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[2018/04/04 追記]
第三回の登録を受けた最新の情報は、
これからどうなる!?情報処理安全確保支援士制度
に記載したので、そちらを見ていただければと思う。
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最近、

情報処理安全確保支援士関連の人気

が早速陰り出しているのではないかと危惧している。

理由は三つある。

それぞれ思うところを書いてみようと思う。



試験申込者自体の減少

先日、IPA より以下のような発表があった。

プレス発表
平成29年度秋期情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験および
情報処理技術者試験の応募者数について
http://www.ipa.go.jp/about/press/20170904.html

今回の応募者は 23,425 人とのこと。

情報処理安全確保支援士ドットコムの統計情報
http://www.sc-siken.com/sctoukei.html

によれば、ここ数年、受験者数は大体 28,000 人前後で推移。

情報セキュリティスペシャリストの最終試験こそ 32,492 人、

情報処理安全確保支援士試験の初回試験で 25,130 人と。

増減しているが、

・最終試験は恐らく駆け込みでの一時的な増加。
・初回試験は、最終試験での一時的な増加の影響と様子見での減。

と考えられるため、この二回はまぁ想定内の変動だとは思える。

しかしながら、今回は応募者の段階で結構減っている。

もちろん、一過性のものかもしれない。

が、そもそも人気に陰りでているのではないか、と危惧している。



登録申請者数が未発表

二つ目の理由は、登録申請者数の発表がないこと。

IPA からの発表状況は、

・初回登録申請者は 1/31 締切り、2 月半ばに申請者数公表。
・今回登録申請者は 7/31 締切り、申請者数公表まだなし

という状況。

もちろん、毎回公表してもしょうがない、ということも考えられる。

一方、『少なすぎて公表しづらい』可能性もあるのではないか?

邪推ならよいのだが、これも気になる所。

[2018/01/03 追記]
*初回よりは遅くなったが、2017/10/02 に公表
http://www.meti.go.jp/press/2017/10/20171002008/20171002008.html

*実際、

*第一回登録者数 4,172 名
*第二回登録者数 2,822 名(うち試験合格者の登録は 674 名)

*と激減していた。

*試験合格者の登録割合はたったの 23%。

*邪推、結構あたってたんじゃないかなぁ。



IPA からのアンケート

三つ目の理由は、先日 IPA から来ていたアンケート。

内容は、試験合格者に対して、主に

「登録意志の有無とない場合の理由」

を問うものであった。

私としては、更新制(最新講座を受講しないといけない)自体大賛成も、

維持費用が 3 年で 14 万掛かるのに対し、登録のメリットは実質なし、
*名称独占利用ぐらい。

という現状のため、登録をするつもりがない、という旨を回答した。

こういったアンケートにより、未登録者の声を拾う、というのは大事だと思う。

私も実際自分の意見を表明できるため、ありがたい。

ただ、バンバン登録申請されているなら、こんなことするかな?と言う疑問もある。

これは毎回やってることですよ、ということならよいのだが、気になっている。



まとめ

試験合格者としてはうれしくないが、

情報処理安全確保支援士制度の現状として、

・受かってもお金が掛かる一方でメリットがほぼない

ということから、様子見する人が増えたのではないか、と思っている。

このため、受験者数、登録者数とも明らかに減ったのではないだろうか?

政府は 2020 年までにサイバーセキュリティ人材を 3 万人確保、と述べている。

一方、その代表として扱われる支援士は、現状 4172 人。
[2018/01/03 追記]
*その後、第二回登録で 2,822 名が登録されたため、
*現在は 6,994 名。

初回試験の合格者が 3000 人弱かつこれまで同程度。

年二回の試験なので、2020 年までに

計 18000 人が合格し、ほぼ全員が登録したとしても、22000 人。
[2018/01/03 追記]
*全員どころか、4 人に一人も登録していない

*詳しくは

*『想定未満の登録者数 – 情報処理安全確保支援士 –

*または

*プレス発表
*2017年10月登録分「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」は2,822名、合計で6,994名に
https://www.ipa.go.jp/about/press/20171002.html

*を見ていただきたい。

そうなると、

「同等の能力を有する者」

及び

情報セキスペからの登録申請者

を合計で 8000 人は用意しないといけない。

しかも、私のように受かっても登録しない人は結構いるはず。

そう考えると、一回の試験で登録者数が合格者の半分としても、

16000 人の不足分をどこかから補わないといけない。

さらに、今回推測したように、様子見者が増えたのだとしたら、不足はさらに拡大する。

私の勝手な推測としては、まずは情報セキュリティスペシャリストの登録期限を

2018 年から 2020 年まで延長する

は実施されると思う。

が、国にはもっと積極的な施策として、

・情報処理安全確保支援士になるメリット

を増やして欲しいと思っている。

維持費を下げるのか、維持費を上回るメリットを出すのか。

いずれにせよ、大事な資格だとは思うので、

変な制度設計で萎まないようにしていただきたい。

情報処理安全確保支援士になったからといって、正直即戦力になるとは思わない。

が、自分が最低限どれぐらいの知識レベルをもっているのか、を示すにはよいと思う。

ちょっとでも気になった人は、是非ともチャレンジしていただきたいと思っている。

本サイトでも、

情報処理安全確保支援士への道

で、勉強方法や参考書などを書いている。

こういったものを参考にしながら、トライしてくれる人が増えるとうれしい。




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