■平成 30 年度春期情報処理安全確保支援士試験合格発表
本日、平成 30 年度春期試験の合格発表があった。
プレス発表
平成30年度春期情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験および
情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)の合格者を発表
https://www.ipa.go.jp/about/press/20180620.html
今年の合格者数は 2,596 名。
合格率は 16.9% と、前回の 17.1% とほぼ同様。
応募者数、受験者数ともに減少の一途をたどっており、
それに伴って合格者数も若干減少はしてはいるものの、
過去と比較してそれほど大きく減少した、というわけではない。
受験者数が減ろうが、合格者数が減ろうが、
試験の難易度自体が大きく変化しているわけではないため、
合格した皆さんには、祝意を表したい。
本日合格した方々は、登録処理を行えば、
最短で 10 月 1 日に晴れて情報処理安全確保支援士となれる。
平成 29 年度に情報セキュリティスペシャリスト試験から
情報処理安全確保支援士試験へと制度が変わってから、
毎回およそ 650 人前後の合格者が支援士登録を行っているようである。
25,000 人前後受かっていて,25% 前後しか登録していないため、
支援士の数はなかなか思うようには増えていないようである。
ただ単に数が増えればよい、というものではないと思う。
が、資格の維持費に対して明確なメリットが見えない状態が
ずーっと続いており、資格自体の対外的な魅力が一向に向上していないように思う。
自分自身の意義としては、試験合格に向けた学習による知識の向上、
試験合格者、という、セキュリティの知識レベルを客観的に提示できる
肩書の取得、という意味では、試験に合格した意義は非常に大きいと思っている。
ただ、あくまで自己満足のレベルであって、収入が増える、
仕事の幅が広がる、等々の明確なメリットがあるわけではない。
そして、私は合格から丸 1 年以上たったことになるが、
登録しなかったことによるデメリット
というのは一切感じていない。
*試験に合格したメリット、は自己満足的には結構感じているが。
何とか、
「登録して支援士となることによる明確なメリット」
というのが増えてきてほしいと切に願う、今日この頃である。
いずれにしても、合格した方は本当に素晴らしいと思うし、
残念ながら不合格だった方も、折角よい経験を得られたのであるから、
ぜひとも次回試験に挑戦されるとよいのではないかと思う。
今後の本資格試験のさらなる意義向上を、強く願っている。
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