セキュリティにおけるトップ人材とは?


情報処理安全確保支援士関連のニュースを調べていたら、

全く関係のないこんな記事を見つけた。

NTTデータ、トップ級の技術者に年間2~3千万円給与支給する人事制度新設
https://www.zaikei.co.jp/article/20181207/482387.html

おー、すげー。

いいなー。

いいなー、なんて言いつつ、

自分の会社に同じ制度ができたとして、

トップ級技術者に認定される可能性は

多分みじんも存在しないが、

それでもとてもよいことだと思ったので、

ちょっと取り上げてみた。

実際、海外他社に人材を引き抜かれているから、

給料を上げて流出を止めよう、という話らしい。

正直、人材を引き留めるには最も正しい方法だと思う。

社会人として、働くことに生きがいを見出すのは大事なこと。

でも、何のために働いているのか?といえば、

恐らくほとんどの人にとって、それはお金を稼ぐためであろう。

で、どうせお金を稼ぐのであれば、

自分が楽しいと思えること、成長できること、

などを仕事にできればなおよい、というのはあると思う。

が、いくら楽しくて成長できたとしても、

一切お金が入ってこないならば、

当然ほとんどの人がそんな仕事を続けられないはず。

働くということのベースは、あくまでお金を稼ぐことにあるはず。

であれば、当然賃金が高いに越したことはないと考えている。

ちょうど時期的にプロ野球選手の FA 移籍が

巷をにぎわしているが、

より高い評価をする球団

を選択することは、プロとして何らおかしくないと思う。

これは、一般の社会人であっても、

全く同じことが言えるはずだと思っている。



もちろん、例えば企業に勤めるサラリーマンの場合、

少々仕事をしていない時期でも給料がもらえたり、

能力的にかなり厳しい状況であっても、

(会社にはよるが)簡単に首を切られない、等々、

恩恵を受けている人もいるはずなので、

一概に給与がすべてだというつもりはない。

ただ、同じような仕事であるのにもかかわらず、

より高い給料の職場があるなら、

そちらを選びたくなるのは人情だろう。

職場を変わるということは、それまで築いてきた

人間関係や信頼関係をまた一から作り直さないといけなかったり、

うまく力を発揮できなければすぐに給料を下げられたり、

といった、デメリットももちろんあるだろう。

が、働く人間にとって、儲けや給与というのは

やはり大きな要因であって、給与が多ければ

多少デメリットが大きくても職場を変えよう、

という人が多くなるのは自明の理かと思う。

そういう中、各企業の取り組みとしてよく聞こえてくるのは、

福利厚生が充実

というのがメインのように思えている。

社員食堂がある、おいしい、ただで食べられる、とか、

カフェがある、リラックススペースが充実している、とか。

もちろん悪いことではないと思うのだが、

それよりも給料上げるほうが手っ取り早いとやっぱり思う。

そりゃぁ会社側からしたら、いったん上げると

下げにくいというのもあるだろうし、固定費を増やしたくないし、

というのはもちろんあるのだろうが、

なんだか小手先のごまかしにしか思えないのである。

福利厚生でもこれなら人材を引き留めるいい案になるな、

と思えるのは、個人的には今のところ、

会社に託児所が存在する

ぐらいじゃないかと思っている。
*あくまで個人的な感想ではあるが。



そんな中、今回の NTT データの取り組みは、

他企業への普及、という意味でもかなり期待している。

結局、労働者を引き留めたいのであれば、

やっぱり相応の対価を払うのが一番だ、

ということが浸透してくるといいと思う。
*これも完全に個人の価値観だが。

優秀な人材を確保しておきたければ、

それなりの待遇が必要なんだ、ということが

社会全体に広まっていけば、

今まで大きな会社に入ったことで安心し、

可もなく不可もなく過ごしてきた人も、

「自分の能力を上げれば高い給料をもらえる!」

と頑張るケースも増えてくるんじゃないかと思う。

そうなれば、既存人材の能力向上にもつながり、

優秀な人材の確保だけでなく、

優秀な人材が継続的にかつ自発的に育ってくる、

というような環境にもなりえるのではないかと思う。

まぁ、そんなにうまくいくとは思えないが、

昨今の AI ブーム、ロボットブームが進んでいけば、

当然のごとく人が必要となる仕事は減っていくと思われる。

そんな中、自分自身の能力を高めれば

より高い給料を得られる、という形になれば、

今今くすぶっている人たちも、

一念発起して頑張る、

なんてことになるのではないだろうか。

もちろん全員がそうなるとは思えないが、

そういう流れができてくれば、

人材の多様化や高度化などにも寄与するのではないか。

そうそう簡単な話ではないと思うが、

この記事をみて、そうなればよいなー、と思った。



しかしながら、どんな能力を身に着けておけば、

今回のような状況が浸透していった際に

トップ人材

と思ってもらえるんだろうか?

当然いろんな分野があって、

そのそれぞれで違うんだろうが、

セキュリティだとどうなるのかね?

本サイトでも取り扱っている、

「情報処理安全確保支援士」

などは、国家資格でもあることから、

国内であれば、そこそこ評価されてもよいように思う。

ただ、トップ人材と言われるほどか、と言われると、

うーん、どうなんだろう。

一般の技術者よりは、

セキュリティに関する知識を持っている

ということはちゃんと示せるとは思う。

ただ、この資格さえ持っていれば、

なんでもかんでもできるようになるか、といえば、

答えは当然 No だ。

やはり実践を経験しているかどうかとか、

そういうところが大きくなってくると思う。

セキュリティに関して、

トップ人材、

と言われるためには、

インシデントが発生してもその人がいれば安心、と

思われるぐらいの問題解決能力を持っているとか、

この分野に関しては世界の研究者からも認められている、

とか、あるいは、

セキュリティに関して企業としてどうしていくか、

みたいな大きな絵が描けるとか、

そういうレベルじゃないとダメなんだろうなぁ。

まぁ、当然ながらそう簡単なことではなさそうだ。

でも、現状では、そういうレベルの人でも

通常の技術者よりちょっと給料が高い、

というぐらいだと思えるので、やっぱり

トップ人材にはちゃんと相応の対価を支払う、

という流れはよいと思う。

また、資格を持っていたってトップ人材とは言えない、

という風に述べたが、

トップ人材になるための第一歩として、や、

セキュリティを強みとしていくきっかけとして、

という意味では、情報処理安全確保支援士などは

ちょうどよいのではないかと思う。

とまぁなんだかよくわからないことをグダグダ書いてきたが、

今回の NTT データさんの取り組みが、

・高い能力を持った人には相応の対価が支払われる社会

になっていく一つのきっかけになればよいと思った。

そしてまた、企業で働く人間としては、

そういった人材だと思ってもらえるように、

自らの能力をきちんと磨いていく必要があると改めて思った。

このサイト開設を通じ、自分自身でもいろいろと

楽しみながら勉強し、知識や経験を上げる、

ということはこれまで多少なりとできてきたと思っているが、

今後もどんどん新しいことに挑戦し、いずれは

トップ人材

として認められるようなレベルに達せられればと思っている。




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