これからどうなる!?情報処理安全確保支援士制度


■これからどうなる!?情報処理安全確保支援士制度

2018 年 4 月 1 日、

情報処理安全確保支援士の登録者数に関する

プレスリリースが IPA からあった。

プレス発表 4月1日付け
「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」
は2,206名、登録人数は9,181名に
https://www.ipa.go.jp/about/press/20180402_2.html

今回は第三回目の登録。

ということで、これまでの応募者数、登録者数等を

振り返って見ようと思う。

  1. 応募者数等の推移
  2. 合格者と登録者数の推移
  3. まとめ



・応募者数等の推移

初めに、制度が開始(2017 年春)されてからの、

・応募者数
・受験者数
・合格者数
・支援士試験合格者登録数
・総登録者数

をグラフ化してみた。

全部を並べたのでレンジが合わず、少し分かりにくいが、

応募者数
2017 年春:25,130 名
2017 年秋:23,425 名
2018 年春:23,180 名

受験者数
2017 年春:17,266 名
2017 年秋:16,210 名
2018 年春:-

合格者数
2017 年春:2,822 名
2017 年秋:2,767 名
2018 年春:-

支援士試験合格者登録数
2017 年春:844 名 = 第二回登録 674 名 + 第三回登録 170 名
2017 年秋:618 名 = 第三回登録 618 名
2018 年春:-

総登録者数
2017 年春:4,172 名
2017 年秋:2,822 名
2018 年春:2,206 名

となっている。

下がり方に差はあれど、

すべての数値が右肩下がりとなっている。



・合格者と登録者数の推移

これだとちょっと分かりにくいので、

・合格者数
・支援士試験合格者登録数
・総登録者数

を切り出してグラフ化してみたのがこちら。

初回の登録者数は

・情報セキュリティスペシャリスト

等の経過措置対象者が登録しているため、

初回がもっとも多くなっている。

合格者数と登録者数を見ると、

2017 年春期試験合格者の登録割合はおよそ 30%、

2017 年秋期試験合格者の登録割合はおよそ 22%、

となっている。

2017 年春期試験合格者は、第二回登録から

登録可能となっており、第三回登録での登録者数は

170 名増

となっている。

このため、第二回登録時での登録者の割合は、

(844 – 170) / 2,822 = 約 24%

となっている。

いずれにせよ、減ってるわけだ。

経過措置対象者の増減は見ていないので何とも言えないが、

ここで見た数字はいずれも減少しているというのが現実。

なかなか悲しい結果となっていることが分かった。

なお、第一回登録から第三回登録までの

総登録者数は、合算すると 9,200 名のはず。

しかしながら、発表によれば、9,181 名となっている。

19 名の方が、何らかの理由で、

・登録を取り消した、または取り消された

という状態になっている。

この数字自体は、正直相当少ないと思った。

もっと止める人がいると思っていたが、

一旦登録すれば、少なくとも今の所は、

ほぼ登録を維持しようとされているのであろう。

講習受講費の高さ(3 年で 14 万円)から、

登録はしたものの講習を受講せずに

登録を取り消される人が続出するかと思っていたが、

少なくとも一回ぐらいは講習を受けておこう、と

思う人が多かったということかと思われる。



・まとめ

情報処理安全確保支援士制度となってから、

今回で第三回目の登録となった。

登録者数は残念ながら減少の一途をたどっている。

支援士試験合格者の登録割合も落ちている。

なぜか?

もう何度も書いてきたからあまり書かないが、

費用対効果が悪すぎるのである。

今後どうなっていくか?

このままほとんど何もしないのであれば、

登録者数の緩やかな減少が続いていくのだと思われる。

ただ、IPA はそれでもウハウハだと思われる。

なんてったって、登録の取り消しが行われない限り、

・登録者の累計は年二回増える

ので、講習受講者は、基本年々増えていくことが想定される。

そうすると、

・登録料 2 万円程度 x 登録者数

に加え、毎年大体、

・47,000 円(3 年で 14 万円) x 登録者数

というお金が入ってくることになる。

現時点で 9,200 名弱であるから、

4 億 3 千万ぐらい入ってくる計算だ。

もちろん講習資料作成や会場準備等々、

原価 0 ではないものの、e-learning など

IPA が通常業務としてやっていることから

資料、問題を作ればよい講座もあるらしいので、

抑えようと思えば費用は抑えられるのである。

このままの状態じゃ、お先はまだまだ真っ暗かなぁ。




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